墓石は一度建てたら長く使うものですが、実際のところどれくらいの期間もつのかという「耐久年数」については意外と知られていません。
一般的に御影石などの硬質な石材を使用した場合、50年以上持つとされていますが設置環境や手入れの頻度によっても大きく変わります。
耐久年数でたとえば湿度が高い地域や海に近い場所では、塩害や苔の繁殖により劣化が早まることもあるのです。
経年とともに表面のツヤが失われたり墓石で彫刻が薄れてきたりするのは避けられませんが、定期的にクリーニングを行ったりコーティング処理を施したりすることで状態を良好に保つことが可能です。
土台部分のコンクリートが沈下したりひび割れを起こすと石材にも影響を及ぼすため、基礎工事の質も非常に重要です。
耐久性を高めるためには、施工時の材料選びからメンテナンスまで一貫して意識を払うことが大切です。
近年では高性能な防水処理や抗菌加工を施した製品も登場しておりそうした最新技術を活用することで、耐久年数でより長く美しい状態を保つことができます。