お墓のデザインを自由に考えることは魅力的ですが、事前に知っておくべき法的な制約や霊園ごとの規則があります。
特に公営墓地や共同墓地では墓所のサイズや使用できる素材、高さ制限などの細かいルールが設けられておりこれらに違反すると建設が認められないケースもあるのです。
近年人気のモダンな外観や個性的なフォルムを取り入れた意匠にも、他の利用者との調和を重視して制限を設けている霊園もあります。
構想を練る際には霊園の管理事務所と事前に綿密な打ち合わせを行うことが必要です。
加えて建設にあたっては墓地埋葬法をはじめとする法的手続きも忘れてはなりません。
これには使用許可の取得施工業者の登録確認、デザインで場合によっては設計図の提出なども含まれます。
お墓を建てるという行為は単なるモニュメントの設置ではなく、故人や家族の思いを永続的に形にする重要な行為です。
そのためにも自由な発想を大切にしながら、法令と地域の慣習に即した計画を立てていくことが求められます。