家族の一員であるペットを見送るとき、その存在を形に残したいという想いから墓石を選ぶ方が増えています。
ペット用の墓石は一般的なお墓と同様に素材や形、彫刻の内容などを自由に決められるのが特徴です。
まず検討したいのは、設置場所です。
自宅の庭に設ける場合と、ペット専用霊園に埋葬する場合で選ぶ形式が異なります。
自宅の場合は小型のプレート型や置き石が多く、移動がしやすいものが人気です。
一方霊園では他の利用者との調和も必要なため、周囲の景観に配慮したスタイルが求められます。
墓石の素材では御影石や大理石などが主流で、耐久性に優れたものを選ぶと長くきれいな状態を保てます。
ペットの名前や生年月日好きだった言葉を彫刻することで、より心を込めた供養となります。
最近では、肉球の模様や写真をレーザー彫刻で残すといった方法も注目されています。
デザイン性を重視して、カラフルなガラスや陶器製の装飾を組み合わせる例も見られます。
愛する存在を失った悲しみは大きいものですが形ある記念を残すことで、家族は思い出とともに静かに向き合うことができます。