墓石に文字入れを行う際の費用は文字数や彫刻の内容、作業方法によって変動します。
一般的に建立時に基本的な刻字を含む費用が見積もられますが、追加で戒名や法名を彫る場合や後から名前を加える場合には別途料金が発生するのです。
たとえば故人の戒名や没年月日、享年などを彫る場合は1名あたり3万円から5万円が相場とされ作業の難易度や文字の多さによって価格は上下します。
墓石で複雑な書体や装飾を含む場合あるいは既存の石碑に追加する後彫りの場合は、職人の出張作業が必要になることもあり基本料金に加えて交通費や現場対応費が加算されるケースもあります。
彫刻方法にはサンドブラストや手彫りなどがあり、手作業で行われるものはより高額になりがちです。
加えて文字入れの位置も費用に影響します。
正面への刻字よりも側面や裏面など彫りにくい場所への加工は、手間が増す分価格が上がる傾向にあります。
使用する石材の硬さも関係しており特に硬質な御影石などは加工に時間を要するため、同じ文字数でも料金に差が出ることがあるのです。